国際交流プログラムの提唱者であり、コーチでもあるオースティン・オーガー氏が5月7日、明治大学にて、海外留学を考えている学生たちに向けて、講義を行わせていただきました。
かねてより、教育を通じて若者の心に力を与えることが、日本の未来を切り開くことへ繋がると信じているオーガー氏が、留学によって視野を広げ、将来のキャリアを形成する機会をつかむよう学生たちに呼びかけました。
「私が明治大学の学生と接するのが大好きな理由のひとつは、学生たちが知識や経験を追い求め、自分自身の成長のためだけでなく、大学や将来の企業、そして日本全体のために熱心に取り組んでいる姿を目の当たりにすることができるからです。彼らには、自らを高めようとするハングリー精神と意欲があり、まさに彼らが未来のリーダーであることを感じます」
オーガー氏は、グローバル市場における大企業、中堅企業、中小企業との協業や、自身で会社を立ち上げて経営した経験にも触れつつ、留学プログラムが提供する多様な可能性を情熱的にシェアしました。参加者に人生の目標や願望を検討するよう促し、異なる文化やアカデミック環境を経験することがもたらす豊かな影響についても共有しました。
「私のプレゼンテーションでは、多様な社会行動、ビジネス習慣、コミュニケーション・スタイルに触れて、それを経験するために、国際的な経験を積むことのメリットを強調しています。海外での経験を、現在自分が慣れ親しんだ日本の文化環境と比較することで、あらたな視点を得て、自分の長所や改善点がより明確になります。目標を設定したら、ぜひ失敗を恐れず、経験を深めるために計算されたリスクを取って欲しいです」
岸田総理が2033年までの今後約10年間で日本人海外留学生を倍以上の年間50万人にするという大胆な目標を掲げている今、オースティン氏の講義は、日本のグローバル化における著しい変化の中で、時宜にかなったアドバイスとなりました。