弊社では、手漉き和紙工芸家のロギール・アウテンボーガルド氏と彼の創り出す作品を応援しています。ロギール氏は、日本の伝統的な「和紙」作りのノウハウを学ぶため、40年前にオランダから来日しました。そして2006年、紙漉きを極めるために、四国カルスト高原を擁する高知県梼原町に、「和紙スタジオ かみこや」をオープンしました。
今では「かみこや」は高知の自然豊かな静穏と優しさを感じながら紙漉き体験もできる民宿として、人気を博しています→「紙漉き体験民宿かみこや」
今年の6月初旬に、ロギール氏の紙漉き和紙3作品が、株式会社フタガミの新しいモデルハウスの装飾インテリアに選ばれました。株式会社フタガミは高知県の主要建築会社の一つで、建築事業、ホームセンター事業、ガーデン事業など、暮らしにかかわる様々な事業を行っています。
ロギール氏の和紙作りはほぼ全工程が手作業です。和紙の原料には様々な植物を使用しており、桑の木の樹皮から野菜のオクラまで、余すところなくサスティナブルな方法で取り入れています。サスティナブルな（持続可能な）暮らしについては認知されはじめ、話題にのぼることが増えていますが、実際に私たちの生活の中で実践されているのを目にする機会はあまりありません。
しかし今回、大企業がロギール氏の環境に配慮した作品を自社のモデルハウスに採用したことは、持続可能な社会への希望と可能性が一歩ずつ、正しい方向へと進んでいる、という現れなのではないでしょうか。
★ロギール・アウテンボーガルド氏の公式ウェブサイト: http://rogier.jp/
★「かみこや」の最新情報は Instagram をご覧ください: https://www.instagram.com/kamikoya/
★「和紙スタジオ かみこや」に関する詳細記事はこちら（英語）: https://visitkochijapan.com/en/activities/10158
