ジャーマン・インターナショナル代表のルース・マリー・ジャーマン氏は、このたび、日本全国の小学校校長先生向けの月刊誌『小学校時報』に寄稿しました。

ジャーマン・インターナショナル代表のルース・マリー・ジャーマン氏の記事では、急速に国際化が進む日本において、小学校の先生方がどのように児童を未来に向けて準備できるかについて提案しています。

専門家によると、2040年には日本の人口の10%が外国籍住民になると予測されていますが、ジャーマン氏はその10%の到達は2030年頃になるのではないかと考えています。いずれにしても、これからの日本の子どもたちは、現在の大人たちとは大きく異なる社会で生きていくことになるでしょう。

そこで、ジャーマン氏は自身が多文化環境であるハワイで育った経験をもとに、先生方や校長先生方が児童を未来の社会へと導くヒントを記事にまとめました。

ジャーマン・インターナショナル代表のルース・マリー・ジャーマン氏は、このたび、日本全国の小学校校長先生向けの月刊誌『小学校時報』に寄稿しました。

たとえば、ハワイの“ポットラック”文化では、それぞれが持ち寄った料理がすべて異なりながらも、それぞれに個性的でおいしく、食卓がとても豊かになります。また、“プレートランチ”スタイルでは、さまざまな種類の料理をひとつのプレートに盛りつけ、異なる文化の味を同時に楽しみます。

ジャーマン氏はこのような文化を例に挙げ、子どもたちが自分自身のユニークな個性や貢献に自信を持つこと、そして必要なときには日本の社会的調和のために協調する力を育むことの重要性を提案しています。さらに、他文化への好奇心を持ち、自分自身を「多様性に富んだ大きな世界に貢献する一員」として捉える視点を持てるよう、先生方に子どもたちを導いてほしいと呼びかけています。

ジャーマン氏は、この記事が、日々子どもたちの将来のために尽力されている全国の先生方にとって、グローバル化する日本に向けたヒントやインスピレーションとなることを願っています。

ジャーマン氏の記事は3月号に掲載されました。目次はこちらからご覧いただけます。