第69回「心の経営」実践フォーラムを、2016年2月16日10時よりミダス会議室にて開催いたしました。株式会社CORESCO 代表取締役 古森剛様を講師にお迎えし、「リーダーシップの情と理 ~フォロワーの視点から~」と題してお話しいただきました。
古森社長は、日本生命、マッキンゼーを経て、マーサージャパン社長を経験。現在は独立され、組織人事分野のコンサルティングを幅広く手掛けておられる一方で、一般社団法人 はなそう基金 代表理事を兼務。7:3の割合でバランスをとっていらっしゃいます。
情:Respect & Trust
理:Logical & Objective
「情」と「理」の両方が大切であり、「利他的顕示という考え方」を基調とし、常に「自分」軸を大切にしながら、様々な意見を出し合うダイバーシティの環境づくりがリーダーシップには特に大切である、とのことでした。
マーサージャパン時代のエピソードとして、米国本社社長に対して、日本支社社長である自分は「代替」がないくらい「命がけで仕事をしており」そのマネジメントに対する真摯な姿勢”Believe me“を示すことにより、多少の業績の凸凹を認めさせることもあったそうです。
管理職は判断(judgment)は出来る、経営者は決断(decision)出来なければならない。真のリーダーは、「誰かが貴方をフォローする」状況を 作り出す必要がある。経営をする際に、50%のフォロワーでは舵がうまく取れない。マイナー因子をカバーするのもリーダーの役割である、とおっしゃっていました。
モットーは「未練はあっても後悔のない人生を」「人生日々決算」だそうです。
自分で「逆境」に強いと言いきれる講師はそれほど多くはいないだろう。“Believe me”と言えるには、自己体験を通じて滲み出てくる弛みない努力と継続力が必要である。古森社長は「志が高く」、経営に必要なエッセンスを、シンプルに判りやすく説明してくださいました。とても魅力的な経営者の方でした。
ご参加いただきました皆様、本日も貴重な講話を共有いただき、本当にありがとうございました。
次回は3月23日(水)10時から、ユーフォリア 代表取締役、橋口寛様をお迎えします。
「大義を為すために~エディジャパンの挑戦から学んだこと~」と題し、お話しいただきます。ラグビーW杯で躍進した日本代表チームに、フィットネス強化のためのシステムを提供された方です。
ご参加を心よりお待ちしております。
※一般社団法人HRM協会は、「心の経営」を実践している各界のリーダーをお招きし、混迷している社会に真正面から取り組み新たな道を一緒に静寂な中で考え、実践するフォーラムを開催しております。参加者はテーマにご興味のある方であればどなたでも参加できます。
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