テイラー テッド(Ted Taylor)

国籍: 米国
日本在住歴: 約30年 (1994年頃~)
在籍企業:自営業
役職:フリーランスライター 兼 旅行スペシャリスト
専門分野: ライティング(ノンフィクションと旅行)、観光開発、ガイド、コンサルティング
学歴/教育: クリエイティブ・ライティング修士(アリゾナ大学)
言語: 日本語(上級)、フランス語(基礎)
出版:Japan Timesの文化についての記事、Singapore Times の旅行記事、Lonely Planet Experience  Japanなど多数

略歴:
大学時代に日本文学を探求したこともあり、禅宗と日本の武術に興味を持ち、1994年に来日。日本海沿岸の田舎に12年間住み、武術の研究を深める一方で茶道や書道といった伝統的な芸術も学んだ。また、山伏(修験者)との関わりが深い秘教・修験道での修行を経て禅学に対する学びも深めた。もともとドラマーでパーカッショニストだったため、太鼓や尺八など音楽的な興味も追求し、アマチュア・ミュージシャンとして日本各地で演奏活動を行った。

16世紀の武芸である竹内流武術の稽古への誘いを受け、2005年に京都に移住。京都に住みながらも、中山道の全行程や四国八十八ヶ所巡礼、熊野古道を含む、田舎の旧街道を散策することに時間を費やしている。

また、武道の追求と並行して、ジャズバンドとの共演を通じて別の創造的な表現手段を発見。生活のシンプルさを大切にし、美味しい食事を作り、映画を観るという日常にくつろぎを見出しており、彼の心は田舎にあり、そこが最も居心地がよいと感じている。

『Kyoto Journal』誌の寄稿編集者であるほか、執筆活動も頻繁に行っており、Deep Kyoto: Walks (anthology) の共同編集者としても名を連ねる。現在、日本の古街道を歩いた体験を綴った一連の本を執筆中。


日本について気に入っている点: 地方の文化、伝承民話や神話、相対的な生活のシンプルさ。

日本でのお気に入りの訪問場所: 奈良県南部の古代遺跡を訪れたり、山陰沖の伝統的な生活を体験したりすること。

日本以外で訪れるのが好きな場所:  夏は、イギリス、フランス、イタリアなどのヨーロッパがお気に入り。

日本に留まる理由: 京都に住んで17年が過ぎても、自転車で京都市内を走って巡ると常に新たな発見があるため。

長期日本在住者として、気づいた日本の変化:特にコーヒーや食文化の分野において、西洋文化を受け入れ、独自の文化へと取り込んでいる